★軍師官兵衛第33回「傷だらけの魂」レビュー
昨日は五山送り火でしたね。あいにくの小雨でしたが朝から雷雨だったことを考えれば運が良かったと言えるのでしょうか。私の住んでいるマンションの屋上からは五山全てを見渡せるのですが今年は雲が厚くて大の字しか見えませんでした、残念(><)でもあれは我々にではなく神様や霊に見せるものだからいいんですけどね。
【今回のポイント】
・惣武事令キタ━(゚∀゚)━!
・うわー「嫡子のために側室を構え」ってねね人間できてるなぁ
・ねねにこんなこと言わせて、信長様が生きてたら(´∂ω∂`#)<オコダヨォォォォォ
・茶々のツン(デレは無し)が炸裂…逆に秀吉の気を引いてる
・マジでいつまでだしを引きずるんだ!?(ーー;)この話を最後に退場いただきたい
・アラーキーの実子登場!
・「私は乱世に生み出された化物」うわぁぁ中二病だ:(;゙゚'ω゚'):
・えぇぇ秀吉に殺させちまえばよかったのにwwwあの重い空気の中で吹き出す官兵衛のメンタルに脱帽
・アラーキーの息子の又兵衛君、絵うまっ!
・官兵衛ついに入信!
・秀吉の茶室趣味わr派手www官兵衛ドン引き顔ちょっとは隠せよ
・官兵衛と秀吉の間に亀裂発生!もうすぐ九州に封じられるね
今回はアラーキーとその息子や茶々など心理戦が主だったので組長のテンションは若干低いです。私は戦や計略が見たいんだ(子供か(゚Д゚)ノ
有岡城落城の際侍女が脱出させたアラーキーとだしの子供が登場しました。荒木に仕えていた足軽と侍女に育てられ立派に成長しておりました、感情の機微はないけど礼儀正しくてしっかりしている、大切に育てられたんでしょうね。
作中でも言われていましたが彼は後の岩佐又兵衛、江戸時代初期の絵師です。
落城後石山本願寺に保護され信長の次男織田信雄の近習小姓となります、おそらく父親との再会やまして黒田家にいたことはないでしょう、この辺は創作。天正18年(1590年)ドラマの時系列から言えば5年後ですか、織田信雄が改易されると浪人となり京都で絵師になります。
最後には3代将軍徳川家光の娘千代姫の嫁入り道具の制作を努めるまでになります(徳川秀忠、或いは大奥に入っていた同族の荒木局の口添えによる)。父親はあれだったけど(笑)息子はその道で上りつめたんですね。
ジャンルは大和絵ですが水墨画や狩野派などのあらゆる流派の影響を受けており浮世絵の源流とも言われています。
この時代にしては随分現代風な等身ですよね。
こんな大迫力なものも。
歌舞伎や人形浄瑠璃の人気演目「傾城反魂香」の主人公浮世又兵衛のモデルでもあります。物語の中の又兵衛は吃音障害なのですが本人も「吃の又兵衛」と呼ばれていたようで実際に吃音症だった可能性があります、まぁこんだけ複雑な生い立ちなら仕方ないかもしれませんね、ドラマの中の又兵衛が無口無表情だったのはそのためかも!?
ちなみに又兵衛の息子勝重も福井藩お抱えの絵師となり福井城の襖絵を描いています、アラーキーの血は脈々と続いたわけです。また長谷川等伯の養子、長谷川等哲は又兵衛の次男、勝重の弟と言われています、才能があったんですね。
秀吉の熱烈アピールになびかない茶々が珍しく求めたのは御伽衆として豊臣家に仕えるアラーキーの話、それも有岡城のこと。ふたりっきりで話すのかと思いきや官兵衛はじめ重臣が一堂に会する中でアラーキーは中二を晒しましたwww自分のこと化物とか言っちゃってる時点で・・・
その中で茶々を「仇の元で何故生きながらえているのか」と挑発。彼の目的は最初から秀吉に自分を斬らせることだったんですね。でも官兵衛の機転で助けられ(殺させちゃえばいいのに(  ̄っ ̄)ムゥ)大阪を追放に。
せっかく再開した上記の息子に「私に息子はいない」と言った舌の根も乾かぬうちに和解・・・要は有岡城のことを大勢の前で吐き出してすっきりしたってこと?
うーん・・・ここに来て気づいたことがあります。私はアラーキーが嫌いなんじゃなくて役者、しいてはこのドラマにおけるアラーキーの脚本が嫌いなんです、思えば初期の野武士やってた時代からなんとなくいけ好かなかった。ごめんね、田中哲司さん(;^ω^)
そして本日のメインイベント(?)
官兵衛、ついに入信!!
ジョシー黒田にシメオンに!!!
ジョシー黒田がわからない人はこちらwww否、分からない方がいいのかもしれない
Simeonとは即ちシモン、ヤコブの子やイエスの弟子など聖書で何度か登場する名前で意味は「聞く、耳を傾ける」です。
なんか洗礼の原因がアラーキーってのが釈然としないんですが。だってアラーキーが有岡城に立て籠った時に官兵衛が説得しに行ったのは一般的に同じキリシタン仲間だったからなんじゃないの?なぜ今更・・・
まぁアラーキーは本気で信じてたわけではないみたい、有岡城籠城の際信長に脅されて裏切ったキリスト教徒を憎んでいたアラーキーは高山右近、小西行長らを讒訴し、処刑を恐れて出家、名を道糞とするのです。ドラマの無気力な世捨て人風だったはずがない、荒木村重はどこまでも責任転嫁な奴だったんですな。小寺然り荒木然りちょっと綺麗事すぎやしないか?でもこれまでの綺麗事な展開がほぼ史実通りということのほうがびっくりですね、キリシタンだったからかどうかは知りませんが黒田官兵衛ってよほど心が広い人だったんだな・・・
更に喜ぶべき(?)ことはアラーキーが舞台から去ったおかげでだしの回想もなくなるということ!いくらなんでも引きずりすぎだ!桐谷美玲を画面に出したいがためだけの無意味な回想シーンにはもううんざりです!これでまだ出るようだったら脚本家に問題がありますな:(;゙゚'ω゚'):
さて来週は九州攻め!あのガッカリクオリティの長宗我部元親でもちょっとは出ることを期待しますww
また来週!
次回:第34回「九州出陣」