★軍師官兵衛第37回「城井谷の悲劇」レビュー
引き続き帰省中、更に今日は祖父母の家に来ているもので
酒盛りする親戚や見ながら喋る祖母、なぜか途中でかかってくる電話などに邪魔されながらの視聴&レビューとなります(^_^;)
正直うるさいって思ったけど、大河ドラマは1ルームマンションで一人孤独に見るより家族と団欒しながら見るのが正解ですよね!別にブログのために見てるわけじゃないんだし。
【今回のポイント】
・宇都宮の反逆に討って出ちゃった長政
・太兵衛は長政の守役だったからそりゃ心配だよな・・・
・九州の兵は島津の釣り野伏せはじめ地形利用した策得意ですよね
・小弁討ち死!!誰だか知らないけどー(><)
・長政を心配してうろうろ落ち着かない太兵衛きゃわたんw
・長政、戻って早々「敵は油断しています、討って出ましょう」アホか
・糸「倹約に励んでおります」って・・・ロウソク代高いのに夜針仕事やってるってことはやっぱり手落ち着かなかったんでしょうね
・小早川キタ━(゚∀゚)━!
・長政が小早川達に策披露するときのBGMかっこよかった
・宇都宮の城の床の間にあった掛け軸綺麗
・宇都宮家が黒田家の家臣にくだることで和睦成立・・・よう飲んだな、そんな条件
・佐々成政ってこのあとどうなったんだっけ?
・善助、太兵衛、九郎右衛門、家老に
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・家臣として(っていうか人質)やって来た宇都宮朝房ですが官兵衛に結構懐いておられる、かわいい
・秀吉っていうか竹中直人の公家言葉クッソワロwww
・秀吉に人質にとった宇都宮の息子を殺すよう命令される、ヒェェェェ
・長政と宇都宮、突然の飲み会・・・まさか毒!?www
・毒じゃなかった・・・からの!?
・これって官兵衛の指図なの???
今日は長政がやらかす回だって分かってたから最初からローテンション。
白状すると松坂桃李あんまり好きじゃないんだよね★
宇都宮の反乱に対し動くなという官兵衛の命をしかとして討って出た挙句ボロ負けした長政、腹心大野小弁は戦死゚(゚´Д`゚)゚
・・・って、大野小弁って誰?
調べてみると今回の城井谷城の戦い以外にあまり資料がないみたいですね。しかしドラマでは「私が時間を稼ぎます」とか言って敵に突っ込んでパッと斬られてましたが、史実では長政の陣羽織を着て影武者となり数擊の打ち合いの末華々しく戦死、という最期なのです。最初で最後の見せ場なのだからもう少し活躍させてあげてもよかったんでない?と思ったり。
命からがら逃げてきた長政。官兵衛も思わず安堵の表情。
でも懲りずにもう一度討って出ましょうとか言ってる長政、お前のせいで出さなくていい犠牲がどれだけ出たと思ってんねん!?父に頭脳で勝てないから勇猛さで活躍しようというのは分かるが、当主なんだから功名よりも指揮や治世を頑張っていただきたい、っていうかもうこれ以上何もしない方がいいよ!
こう思うと一見傀儡状態でも代わりに指図してくれる親戚(吉川と小早川)がいる毛利輝元は幸せなのかもなー、なんて?(アホな親戚のせいで共倒れになった別所長治とかもいるけどね?)
小早川といえば、隆景と恵瓊は佐々成政の一揆鎮圧以来まだ九州にいたんですね。
中国大返しのときの隆景がかっこよすぎて、出るとときめきますw
いいなぁ、鶴見辰吾の小早川隆景♥結婚するならあんな人がいい(o´艸`)
黒田、小早川連合軍の圧力と安国寺恵瓊の調略で黒田家の家臣になるという形でどうにか和議を結ぶ黒田と宇都宮。
まぁ豊前を離れたくないってごねた結果だけど本領安堵っていう条件で豊臣にくだった身としては不本意な結果です。
嫡子宇都宮朝房と長女鶴姫はそれぞれ黒田家に人質として入ることに。
鶴姫って言うから一瞬これか!?
と思ったけどもちろん違います。つっけんどんな態度でやって来たけど光をはじめ暖かな黒田家の女中に元気づけられ馴染む鶴姫。
一方朝房も人質であるにせよ黒田家の武将として健気に励み、これで丸く収まる・・・と思いきや。
大阪にいる秀吉から宇都宮の討伐が命じられました。
秀吉的には一度でも豊臣に反旗を翻した宇都宮が官兵衛の部下になるってのが気に食わなかったよう。秀吉って帰順は誰でも受け入れるってのが売りじゃなかったっけ!?官兵衛のことをそれだけ警戒してたってことでしょうか?(秀吉が既に変になりだしてるってのもあるけど)
ここで宇都宮を討てば地元の信用を失うことになります(それも秀吉の目的か)。でも従わなければ佐々成政の二の舞・・・
佐々成政は先の一揆鎮圧の失策と石田三成の換言によって謹慎となり後に切腹となります。彼は元々織田家の古参でしかも柴田派の人ですから目障りだったのでしょう、体よく追い払われたわけですね(;_;)
宇都宮に対する沙汰を義理の兄弟である加藤清正、福島正則に聞いた長政は(秀吉の命令は一揆鎮圧のため出張中の官兵衛の陣所に届いたため中津城の長政は知らなかった)悩んだ末に宇都宮鎮房とその重臣を城に呼びつけ・・・
なんと皆殺しに!!!!!
宇都宮の一族、家臣郎党に至るまで殲滅、つまり一揆鎮圧のために官兵衛の軍に加わっていた息子の朝房も、鎮房の父長房も、さらに鶴姫までもが皆殺し、というなんとも悲惨な結果になったのでした(朝房の妻が逃げ延び遺児を産んだことで辛うじて宇都宮家の血筋は保たれましたが)
この事件の後中津城では宇都宮の亡霊が出て長政をビビらせたそうです、そりゃ化けて出るよ!官兵衛は城内に城井神社を建立して彼らを手厚く弔ったそうです、だからといって亡霊が出なくなったとは書いてないwww
彼らを犠牲にして黒田家はなんとか豊臣政権の中で生き残ろうとするわけですがまだまだ冷遇は続くと思うと泣きたくなってくる。私は絶対西軍派なのですが初めて三成に殺意を覚えましたw
気になるのはこれが長政の独断だったのか、それとも官兵衛の指図だったのかってことですよね。前者だと長政の汚名返上にはなるけどあまりにも後味が悪いからどっちかって言うと汚名挽回って感じ、それに官兵衛をきれいに描きすぎだろってなる。だから私は後者だといいなって思ってます。
この判断は結果的には黒田が秀吉への忠誠を示し、九州の地で大大名になるわけだから正しいのかもしれないけど(善悪は関係なく)これをきっかけに九州の地侍に抗われて潰れるって可能性もあった。怖いのはどちらの結果でも天下統一を目指しその野望を官兵衛に邪魔されることを恐れている秀吉には得になるってことだ。
最後に前回のブログに「おゆう 旦那」「おゆう 夫」などの検索ワードで来てくださった皆様、残念ながら私にも彼女の夫が誰であるかは分かりません、っていうか誰か教えてくださいm(_ _)mちなみに公式ストーリーブック(前編)のプロフには
「本願寺の門徒で、官兵衛が門徒の敵である織田方についたため、お道らとともに播磨における一向宗の一大拠点・英賀御堂に走る。~敵方に走った自分を許してくれた官兵衛におゆうは感謝し、官兵衛が門徒宗が憎くて戦っているわけではないことを理解する。以後、再び黒田家の侍女として働くようになり、献身的に尽くした」
とだけ。後半にはもう少し詳しく書いてるかも?