★軍師官兵衛第43回「如水誕生」レビュー
10月26日放送の第43回の軍師官兵衛をレビューしまーす★
【今回のポイント】
・そうだった、官兵衛蟄居させられたんだったな
・茶々、ライチにカステラに干しあんずってグルメだな
・ライチも干しあんずも私の好物ですがあんずは砂糖漬けにした方が好き(どうでもいい)
・ねねの突然の登城に茶々が思いのほかビビっててちょっと可愛かった
・秀頼★誕生
・ああああ官兵衛スキンヘッドォォォ岡田准一マジで剃ったん!?
・如水も★誕生
・官兵衛の弁明って翻訳すると「間違ったことしてないけど生き残る為なら謝りまーす」ってことか?w
・「如水にはもう一つ意味が~」ってジョシュアのことかと
・ゆ、許された
・秀吉「(拾は)わしにそっくりじゃ」ってこれ笑うところ?
・茶々「拾の邪魔者は消せ」に三成、ちょっと引いてなかったか?
・秀次「関白の位を秀頼に讓るのに依存はない」って言ってるけど実際はそうじゃなかったんだろ?
・朝鮮土産:虎wwwww
・太兵衛の盃wwww黒田節の前フリか?
・酔った善助きゃわたん♥でも冗談でもそういうこと言わんほうがいいぞ
・家康に呼び出される長政と正則、丸め込まれてる~
・熊若急に大きくなったな!?太兵衛にもこんな大きな息子いたんか(吉太夫くん)
・ん?紀行のバックミュージック、変わった?
本日は記念すべき黒田如水★誕生回でございました!
フルネームは如水円清
作中で述べていた名前の由来
身は褒貶毀誉の間に在りと雖も心は水の如く清し
毀誉褒貶は“きよほうへん”と読みます。
意味は褒めたりけなしたりすること、世評のことです
雖もは“いえども”
もうひとつは
水は方円の器に随ふ
随ふは“したがう”ですよね、もっと真面目に古典勉強しておけばよかった
どちらも出典は古語らしいですが、司馬遼太郎の「播磨灘物語」に書かれたことにより一般化して定説になったとか。他に身の潔白の証明重視で「武士としての今までは水の如く消え去った」という意味説などもありますが、本当のところは官兵衛のみぞ知る、と言ったところでしょうか?奴のことだから表向きの意味と本当の意味は違いそうですが。
そんな中で私はジョシュア=如水説も捨てきれない。
ジョシュアJoshuaあるいはYehoshua、すなわちイエスのこと。意味は「ヤハウェ(神)の救い」。キリシタンとしての官兵衛って色々謎ですよね、キリシタンのくせに出家するし徳川の世になったらあっさり棄教するし。どこまで真面目にキリシタンやってたのかな?って思っちゃいますが、仮にこの説が正しければ表立ってシメオンを名乗れないかわりに仏教法名と言い張ってジョシュアを名乗っていたということになり彼の信仰が証明されるんですがねぇ
虎退治の話。虎退治で有名なのは加藤清正、ですがそれは江戸時代の創作。モデルになったのは黒田家家臣の林太郎右衛門と言われております。他同じく黒田家家臣菅六之助、長政自身も虎狩りをしたとか。休戦になっても朝鮮に留め置かれた諸将は暇を持て余してたんでしょうね。一番最初に虎を狩った人が滋養にいいとかで秀吉に肉を献上したところ大層喜ばれたのでみんなこぞって虎を狩ったという説も。それからすぐに禁止令が出たところを見るとあまり美味しくなかったんでしょうがw
そういえば虎じゃないが朝鮮出兵のときに城壁の柱を挿していた石を持ち帰って大徳寺にある庭園でつくばいとして使ってたっけ。確か清正が持ち帰って細川忠興に譲ったんじゃなかったかな。でも清正が持ち帰ったとされる名護屋城の清正石も本当は林太郎右衛門(彼の功績はなぜかことごとく清正に横取りされてる)が持ち帰ったらしいし、これも清正じゃないんじゃないの?と思ったり。
そして生まれた豊臣秀頼・・・
しきりに三成×茶々を推す上にかたくなに登場しない大野治長(まぁ彼は登場しないことのほうが多いが)でしたが、
今回秀頼が三成の子ではないと確信いたしました。
秀次の娘と秀頼の縁談に対して三成のこのセリフ
「二歳と一月・・・雛人形じゃあるまいし」
これは秀次を嘲笑する意図で吐き捨てられましたが聞こえようによっては秀頼のことも侮辱してませんか?仮にも天下人の御曹司を人形呼ばわりですぞ?
秀頼をあやす秀吉について来た時も途中で退席した秀吉にガラガラを手渡され「あと頼むぞ」と言われたのに三成はすぐさまガラガラ置いてあやさない、近づきもしない・・・仮に秀頼の父が三成だったら邪魔な秀吉がいない中好きなだけ我が子(と浮気相手)を可愛がるだろ?
このことから以下の3つの可能性が浮上
A.三成には豊臣家への忠節はなくただ出世欲に駆られている
B.茶々と密通したが親心は全く無い
C.秀頼が秀吉の子じゃないことを知っている
D.本当に秀吉の子供だけど興味はない
断然Cを推しますね!(ファイナルアンサー?
確かにこのドラマの三成はなんのために行動しているのか(しいて言うなら茶々の威光で出世して常に秀吉に次ぐ位置でありたい(秀吉と視界を共有していたい)とおいう欲求かな?だから秀吉との間に距離があるのに誰より秀吉の考えが読める官兵衛が憎いとかかな?)不明ではありますが、織田家臣時代の三成を思い出せば忠義がないとは考えづらい。
Bの可能性もあるけど高いリスクを冒して上司の妻と寝て出来た子供にあの薄情な態度はないだろ!それとも三成をとことん冷酷非情キャラにしようという作戦か?今時流行らねーよそんな三成www
ってなるとCが自然じゃないですか?
秀吉の子供じゃないのを知ってるから文字通り「人形」程度にしか思ってない→でも茶々の権威がないと秀次が秀吉の二番手になる→「人形」の後見の位置で妥協しよう、みたいな?
Dはスルーの方向でww
もう、大野治長が好きなせいで最近毎週のように彼について触れてない?
課題が終わったら2009年の「おんな太閤記」か「葵三代」でも観るか、確かどっちも大野と茶々がそんな感じだった気がする。