死体じゃなんの値打ちも無え

ヲタク女子がボバ・フェットになったりDIYしたり

★軍師官兵衛第48回「天下動乱」レビュー

 

【今回のポイント】

・いよいよ関ヶ原(前夜)!

・大名の妻子を人質にする三成、やっちまったな!

・だからなんで倹約とか言いながら夜に針仕事してんだよ、贅沢だな

脱出計画ktkr!太兵衛が光と栄二人を俵に詰めて運ぶ

太兵衛「女子とはいえなかなかの重さじゃ(・。・;」

光「なにか言いましたか(#^ω^)ピキピキ

・脱出した光と栄のかわりに道と福が豊臣の役人に面通し。

役人「長政殿の妻にしては年を取りすぎてない?(P&F風)」

善助「な、なんじゃと!?(# ゚Д゚) ムッカー」

・細川家屋敷火事キタ━ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'━!!その騒ぎに乗じて無事脱出!ガラシャは出なかったよ・・・

小山評定キタ━(゚∀゚)━!もうやらないかと思ったよ

・田丸忠昌はやっぱりカットかwww

・九州で兵を集める官兵衛には大友があてがわれる

・それにしてもここまできても善助たち以外の黒田二四騎ほとんど出さないんだな

小早川秀秋クルナ━━━━━━( ゚Д゚)┛━━━━━━ !!肖像画に激似でワロタw

 

 

 

今回のハイライトは光と栄の脱出作戦です。

俵(私は樽と聞いていたが)の予想以上の閉塞感や大人二人を両肩に担ぐ太兵衛の馬鹿力にビビったり、妻をけなされ割とマジ切れする善助に萌えたり、久しぶりにコメディ色もあって楽しかった!有岡城下潜入編でもそうだったが善助・お道夫婦はよくよく忍仕事にかりだされますねw

ただ細川屋敷の火事(多分ガラシャが絶賛自害中?)に乗じて逃げるシーンでばれそうになったとき、太兵衛が槍を出して役人たちを脅しましたがなぜかそこでフェードアウト→次のシーンでもう九州という演出は「・・・?」ってなりました。あそこまでやったなら船に乗るとこまで見せてよ!

 

 

さらりと終わった小山評定

これが山内一豊とかの目線だったらこれだけで軽く一話になるんですが。

史実通り福島正則が最初に声を上げましたね。秀吉子飼の将である正則や清正は東軍にとっては不安材料だったので誰よりも先に意思表明をする必要があったのです、よく彼の勇猛な性格を表すエピソードのように語られますが実際は政治的要素の方が大きいんです。

ドラマではカットされてましたがあの「俺は徳川につくぜ」「俺も」「俺も」「どうぞどうぞ」という中でたった一人撤退した将がいました。

田丸忠昌、彼は主家が没落した際三成の口利きで取り立てられた経緯がありますが、あくまで「秀頼様のため」と主張し兵を引きあげます。どうせ評定中は黙ってたんだろ( ´,_ゝ`)ハイハイと思ってたんですが、なんとあの評定中にきっぱりと意思表明したそうです!福島正則が作った誰もが是と言わなきゃいけないような空気の中で否と言うのは戦場で戦うことに匹敵する勇気がいったんじゃないかと思う、特に日本人にとってはね(船のエスニックジョークでお馴染み)

家康は逆にその忠義をたたえ彼に刀を賜ったといいますから分からないものです。特にごますり長政は複雑だったのでは?www

 

 

 

茶々と秀頼が申し訳程度に出ましたが、どうやら私の願い=大野治長の登場は叶うことなく終わりそうですorz夏の陣までやればまだ希望もあるのですが、如何せん官兵衛の寿命あと4年だし・・・(あ、ネタバレ?サーセン

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前前々回に触れた慶長4年9月10日について。これ本当は前々回に触れるべきだったんですあツルッと忘れてましたwww

いやね、前々回家康が三成に暗殺される!とか言って伏見城を脱出したじゃないですか。あれが9月7日。実はその3日後の9月10日はあることの予定日でした。

なんと家康と茶々の結婚式!

亡き秀吉は秀頼の行く末を心配するあまり愛妾を他の男に差し出す遺言を残していたんです(゜д゜)

でもご存じのとおりそんな事実はありませんよね。なぜかと言うと、結納の直前に大野治長が茶々を連れて高野山へ逃げたから・・・これもしかして、駆け落ち・・・?

治長が茶々の境遇に耐えかねたのか、茶々が家康との結婚を嫌がって治長に頼んだのかはわかりませんが、やっぱりこの二人の仲はただなりませんね。少なくとも幼馴染(乳兄妹)の絆は強かったんでしょう。

これにより結婚の話は有耶無耶になりましたが、10日には例の一件で家康は伏見から大阪へ。次月には家康の暗殺を目論んだとして数人が蟄居・流罪となります。その中にはちゃんと大野治長の名前が(下総へ流罪)!もしこれが暗殺計画への沙汰ではなく駆け落ち(?)への罰だったとしたら!?これで少女漫画が一本作れそうな勢いです!

そのすぐ後には三成も蟄居ですから茶々は立て続けに支援者を家康に削がれ、今回の関ヶ原の戦い前夜から戦後にかけての厳しい期間をたった一人で耐え抜いたことになります。

一方で流罪になった治長はちゃっかり関ヶ原で東軍に参戦し割と勝利に貢献してたり。戦後家康に豊臣への橋渡し役を任され大阪城へ登城、そのまま徳川を裏切って再び豊臣家に復帰し、大阪の陣で茶々、秀頼とともに死ぬわけです。

関ヶ原で東軍につくということは豊臣への忠誠心が特別厚いわけじゃない(そもそも旧主家を滅ぼした相手ですし)、でも上り調子の徳川を裏切って落ち目の豊臣に復帰するということは功名心が高いわけでもないんでしょう。恋愛フィルターを外してもどうも彼の行動原理には常に茶々と秀頼がいるような気がする、これでは茶々と治長の密通が噂されても仕方がありませんね。

 

あぁ、あと50年くらいしたらNHKもネタ切れになって茶々や大野を主役に大河やってくれるんじゃないかしら。私がくたばるのが早いか、歴史上の人物のネタが切れるのが早いか、はたまたNHKがくたばるのが早いかwww死後の世界にも地上波がつながればいいのですが(受信料は払いたくないけど)

 

オマケ、戦国無双4のキャラクリで作った茶々と治長

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右目の傷は小谷落城の時秀吉か小六に斬られたってことで^^;

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f:id:kumich0:20141130230418j:plain邪魔だよ池田恒興