死体じゃなんの値打ちも無え

ヲタク女子がボバ・フェットになったりDIYしたり

【閲覧注意】ようやく彼女に会えた【鉄の処女】

※今日はちょっとグロい話をしますのでご注意ください。

 

 

 

長年の悲願であった明治大学博物館に行って参りました。

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ここを訪れることはヲタク女子大生の頃からの夢だったのですが
いかんせん場所が神田のあたりと、夢の国ついでに行くには
なんとも不便な場所にあるため、大学時代は行けずじまい。
(主に夢の国行くときくらいしか東京にはいかない)

ついに先日『スターウォーズinコンサート』に行くついでに来館!
これでまたバケットリストが埋まりましたw
SWコンサートについての記事はこちら⇩

 
お目当てはもちろん鉄の処女

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ここに所蔵されているのはドイツのニュンベルクにある鉄の処女のレプリカで
日本で唯一の鉄の処女です(個人で作って持っている変態人はいるかもしれませんが)

まぁニュンベルクの鉄の処女自体18世紀以降に作られたレプリカみたいなものなのですが。
そもそも実在したか否かも不明なところはあるみたいですけどそれは置いておいて。


感想はもう…なんて言うか。

映像や写真では何度も見たことあるものなんですが
実際に見るのとでも大違い。圧倒的な威圧感

広い博物館内で見てさえこの存在感ということは、
これを家に置いたら大変なことになります。

 

「このテレビ店で見たときは小さく見えたのに家に置いたら大きすぎ~」

 

なんてレベルじゃありません。

もはや家は鉄の処女用物置」と化すでしょう。


しかもなんだかおぞましいんですね。根源的な恐怖を呼び起こすような。
一歩ずつ近づいていくとき、5m過ぎたあたりから本当に
「これ以上近づきたくないな…」と思うくらい嫌な感じがする。

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顔怖すぎ!(DQN見た時とか疲れた時私もこういう顔になってるらしいが)

実際に使われたとされる鉄の処女には内側のトゲは設置されておらず、
単に閉じ込める恥辱用のロッカーだったという説が有力です。
いじめっ子がいじめられっ子を狭いところに閉じ込めるのと同じか。
何世紀経っても人は変わらんということか?

あるいは尋問中に囚人を脅すためのもので、実際には使われなかったとも。
確かに「吐かなきゃあれに入れるぞ」と言われたら吐いてしまうかもしれない。

事実ニュンベルクの鉄の処女のトゲの配置では
中に入った人に致命傷を負わせることは困難なのだとか。
急所には当たらないし、トゲは太すぎるので人間の体に押し負けてしまうらしい。
百歩譲って無理やり刺してゆっくりと失血死させるものだったんだろうね、と
ヒストリーチャンネルでも言ってました。

底面はすのこ状になっているので血も汚物も中には溜まりません。
掃除しやすいからかなとも思いましたがむしろそこから流れ出た血を
他の囚人に見せつけるのは目的かもしれませんな。

レプリカでこの迫力なら本物を見たらどうなってしまうのやら。

 

鉄の処女の横には自称人道的(笑)な処刑装置、ギロチン(レプリカ)が。

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ギロチンの原型(ハリファックスの断頭台)では
刃がまっすぐで上に重りもついていなかったので
何回か落として首を押しつぶす感じで切っていたらしい(泣)

フランス革命時に使用されたギロチンは7~10キロの斜め刃に加え
刃の上に30キロほどのムトン(重り)を付けています。
これによりスムーズに首を落とすことができたんですね…変な方向の努力乙…

 

あとは晒し首用の台に首を刺すための杭が立っていたのも知らなかった。

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きっとただ置いておいたら風とかで倒れたり落ちちゃったりして
直しに行く係が嫌がったので付けたんだろうな…とか
杭が太いと刺さらないし、補足したら安定しなかったから
細い杭2本に改良したんだろうな、とか想像しながら見ました。
これを改「良」と言っていいのかは疑問ですが。 

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石抱きの刑真っ最中のダミー君。よほど悪いことしたのね…

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十手のコレクションは綺麗でした。

 

同じフロアの考古学部門には土偶や土器、宝剣、銅鏡、銅鐸、はにわなど
有名どころがひしめいており、あまり興味ない人にも楽しめるラインナップ。

 

このぞわぞわ感を味わいたい方は是非行ってみてください!
入場料無料、撮影OKという太っ腹な博物館なので
神保町あたりで1時間ほど時間を潰したいという方にもおすすめです。

www.meiji.ac.jp